攻撃と脅威
レインボーテーブル
ハッシュ値を逆算するために事前計算された表です。ソルトのないハッシュに対して、きわめて高速なパスワード解読を可能にします。
レインボーテーブルは、ハッシュ値を元の平文へ引き戻すための事前計算された参照表です。攻撃のたびに考えられるパスワードをハッシュ化するのは時間がかかるため、攻撃者は数百万件のよく使われるパスワードのハッシュをあらかじめ計算し、結果を保存しておきます。
侵害からハッシュ化されたパスワードを入手したら、あとは表を引くだけです。ハッシュが一致すれば、パスワードは即座に判明します。レインボーテーブルは、ソルトのない MD5 や SHA1 のハッシュを数秒で解読できます。
対策はソルトです。ハッシュ化の前に、パスワードごとにランダムな値を加えます。ソルトがパスワードごとに異なるため、事前計算された表は役に立ちません。組み合わせごとに専用の表が必要になるからです。最近のパスワードハッシュ化アルゴリズム (bcrypt、Argon2) は、既定でソルトを含みます。
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