意外とやりがちなパスワードの危険な保存方法5つ
デジタル化がますます進む現代社会において、インターネットは私たちの日常生活に欠かせない存在となっています。デジタル化された世界は便利で魅力的な一方で、問題がないわけではありません。
セキュリティ的に安全でないパスワードの問題は以前からありましたが、そもそもパスワードがどこに、どのように保存されるか考えたことはありますか?
多くの人はパスワードをいくつも持っていて、重複を避けるため様々なパターンのパスワードを扱っています。それゆえに、パスワードを全て紙に書き留める人も中にはいますが、これは危険な行動です。また、パスワードをデバイス上で保存している人もいるでしょう。
これから解説していきますが、デバイス上でパスワードを保存するシステムがすべて安全というわけではありません。本記事では、パスワードの保存方法として最も危険な5つをご紹介します。
本題に入る前に少しだけ…
TeamPassword を使って、パスワードの不適切な使用や危険な保存方法を避けましょう。TeamPasswordは、パスワードの暗号化や二段階認証など、選りすぐりのセキュリティ機能を備えています。ぜひ今すぐ無料トライアルでご体験ください。
Table of Contents
1.メール
パスワードがわからないと困るからと、自分宛にメールしたことはありませんか?自分宛にメールするなら安全だし良いアイデアだと思った方もいるのではないでしょうか?しかし実は、パスワードを自分宛にメールするのは、あまり好ましくない方法なのです。その理由を以下で解説します。
- メールは通常、平文(プレーンテキスト)で送信されます。暗号化されていないと、メールアカウントが万が一侵害された場合、あなたのパスワードに影響を及ぼす可能性があります。
- メールで送られた安全でないパスワードは、多くの場合、複数のシステムやサーバーを通過します。また、送信済みフォルダの中にもそのコピーが残るので、もし、何者かによるメールアカウントへのアクセスがあれば、パスワードは簡単に盗まれてしまいます。
- メールのプラットフォームによっては、データをドライブにローカルに保存するものがあります。もしあなたのパソコンや携帯電話、タブレット端末が盗まれたら、パスワードも危険にさらされることになります。
パスワードを自分自身や他の誰かにメールするのは、本当にリスクが高い行動です。ハッカーや詐欺師によるサイバー犯罪は以前にも増して手口が巧妙になっており、あなたの情報が知らないうちに盗まれているなんてこともよくあるのです。
新しいオンラインサービスに登録する際、パスワードを忘れまいと自分宛にメールしたくなるものです。たった一通、自分に向けて送ったメールが、サイバー犯罪の被害に繋がってしまう可能性があることを忘れないでください。また、パスワードを全て保護するには、暗号化されたMail Vault を使いましょう。
2.オンラインドキュメント
Googleドキュメントなどのオンライン・ドキュメント・システムを使ってパスワードなど重要な情報を保存するのは便利で多くの人に好まれていますが、このようなシステムは文字用にデザインされており、機密データ用ではないため、パスワードを保存するには不向きなツールです。
確かに、パスワードは不正なアクセスからオンラインドキュメントを保護するかもしれません。しかし、そのパスワードが漏れた場合はどうなるのでしょうか?文書ソフトウェアプラットフォームの多くは、暗号化、二段階認証、または最も基本的なセキュリティ対策さえまだ提供されていないのが現状です。
オンラインドキュメントを定期的に利用されている方は、おそらく複数のデバイスで定期的にアカウントにアクセスされていることでしょう。どこかで作業中、コーヒーを買いに行ったり、友人と話したり、お手洗いに行ったりするのに、ちょっと席を離れたらどうなるでしょうか?
無人のオンライン・ドキュメント・プラットフォームにサイバー犯罪者がその一瞬の隙を狙ってアクセスしかねません。そうなると、パスワードも簡単に盗むことができてしまいます。
3.インスタントメッセージサービス
インスタントメッセージサービスは、友人や家族と連絡を取るのに便利な手段ですが、LINEや、Facebook Messenger は、プライベートなオンライン会話のためにデザインされており、パスワードの保存のためにデザインされているわけではありません。
このようなアプリにパスワードを保存している人は、パスワードが完全に暗号化されていると信じているがゆえに保存してしまいますが、インスタントメッセージサービスは、アプリが開かれたままになっていることがよくあり、バックグラウンドで動作しているということを頭に入れておくのが重要です。
あなたが目を離した隙に、誰かがあなたの携帯電話を拾ったとします。もし、ロックが解除のままになっていたら、その人は数秒であなたのパスワードにアクセスできてしまうでしょう。
パスワードのインスタントメッセージサービスへの保存は、良い方法とは言えません。このようなアプリケーションは、誰かがメッセージを送ると通知が出るなど、バックグラウンドで動作するようにデザインされています。そのため、端末を手にした誰もが、保護されていないパスワードを盗み見ることができる可能性があるのです。
よくないアイデアを使ってパスワードを保存する罠に嵌らないようにしましょう。TeamPassword の無料トライアルにサインアップして、安全でないパスワードには必要な保護を付けましょう。
4.オンラインのメモ
オンラインのメモは、ちょっとしたメモやリマインダーのためにデザインされたものです。これは「やることリスト」や「買い物リスト」の作成には適していますが、パスワードの保存にはあまり適していません。
Apple の「メモ」のようなアプリは、使いやすくてアクセスしやすく、便利ですが、二段階認証や暗号化などの高度なセキュリティは提供されていません。
パソコンやモバイル端末のロックが解除されると、保存されているパスワードが危険にさらされ、多くの場合、サイバー犯罪者はアプリを開くだけで、あなたの機密情報へのアクセスができるのです。
携帯電話やパソコンのロックには、特に注意を払っているから大丈夫と思っている方もいるでしょう。しかし、最近のハッカーは非常に賢いため、安全でないパスワードであれば一瞬で見破られます。仮に、一度でもハッカーにアクセスされたら、そのメモ帳アプリに保存されているパスワードは全て脆弱になります。
5.パスワードで保護されていないデバイス
ここまでパスワードの危険な保存方法を4つ紹介してきましたが、今から紹介するパスワードで保護されていないデバイスへのパスワード保存は最悪な方法です。タブレット端末やノートパソコンが手元を離れることはないと思っているかもしれませんが、万が一デバイスが盗まれた場合、保存されたパスワードにアクセスしやりたい放題できるチャンスをサイバー犯罪者に提供してしまうことになります。
(これは推奨できる方法ではありませんが)パスワードをデバイス上に保存する場合、デバイスのパスワードは、確実に文字、数字、記号を複雑に組み合わせたものであるようにしましょう。また、最低でも12文字以上であるべきです。
TeamPassword を使って保護を強化しよう
何十ものパスワードを覚えて安全に保管するのは簡単なことではありませんが、パスワードを安全に保存・保管することで、最大限の保護と簡単なアクセスが可能になります。
TeamPassword は、パスワードを安全に保つためにデザインされた、さまざまなセキュリティ機能を提供します。二段階認証と暗号化を提供する強力な保護システムで、安全でないパスワードの問題は簡単に解決されます。無料トライアルに登録して、これらの機能をごぜひご自身でご体験ください。