安全なパスワードを自動生成するときの基準は決まっています。12文字以上の長さで、英大文字・英小文字・数字・記号の4種類をすべて混ぜることです。生年月日や名前などの個人情報は含めません。
この条件を手作業で満たそうとすると、どうしても自分の考え方の癖が出てしまい、規則性のあるパスワードになりがちです。パスワード生成ツールを使えば、機械がランダムに組み合わせるため、この問題が起きません。
すぐに生成したい方は、TeamPassword の無料パスワード生成ツールをご利用ください。登録不要で、12文字から32文字までの強力なパスワードをその場で作成できます。
本記事では、無料で使えるパスワード生成ツール8選を、生成できる文字数、選べる文字種、強度チェック機能の有無で比較します。あわせて、生成したパスワードをどう管理すればよいかも解説します。
パスワード生成ツールとは?

パスワード生成ツール(パスワードジェネレータ)とは、アルファベットや記号をランダムに組み合わせたパスワードを自動で作ってくれるツールです。
一般的に「12文字以上でアルファベットと数字と記号が入ったランダムなパスワード」を使用するのが安全と言われていますが、生身の人間が作るパスワードだと、長さが十分でなかったり、自分の生年月日やペットの名前などを含めてしまうことで、他の人が推測しやすくなってしまうなど問題はさまざまです。
そうなると、やはりサイバー攻撃に遭った時に突破される確率が高くなってしまいます。
そこでパスワード生成ツールの力を借りれば、機械によってパスワードが作られるので、生身の人間の思考の癖に影響されることがなくなり、パスワードの強度が上がります。
パスワード生成ツールのメリット
では、パスワード生成ツールを使う際に、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
主に以下のようなメリットが挙げられます。
セキュリティ向上:パスワード生成ツールで、ランダムで複雑なパスワードができるため、簡単に予測されてしまうようなパスワードをユーザーが使うリスクが下がる。それによって、ハッキングや不正アクセスなどのサイバー攻撃からアカウントをよりきちんと守れるようになる。
複数のアカウントの管理:パスワード生成ツールを使うことで、複数のオンラインアカウントがあってもそれぞれに強力なパスワードを生成して管理することができる。それによって、パスワードを覚えておきやすいように、複数のサイトで同じパスワードを使い回す必要がなくなり、より強固なセキュリティに繋がる。
効率的なパスワード作成:パスワード生成ツールは、手動でパスワードを考えるよりもさっと効率的に複雑なパスワードを生成できる。それによってユーザーは、そこまで強力でもないパスワードをわざわざ自分で作成する手間が省かれ、時間と労力の節約になる。
パスワード生成ツールのデメリット
メリットもありますが、もちろん以下のような課題もあります。
覚えられない:パスワード生成ツールを使ってランダムで複雑なパスワードを生成できるが、そのパスワードを覚えるのが面倒くさい場合がある。特に、複数のアカウントで別々のパスワードを使うときは、どのアカウントにどのパスワードなのかを記憶するのが大変になる可能性がある。
依存度の増加:パスワード生成ツールに頼りすぎると、ユーザーはパスワードを自分で考えたり覚えたりする力がなくなる恐れがある。その結果、万が一パスワード生成ツールにアクセスできない場合や、新しいアカウントを作成する際に、パスワードを思い出せなかったり、そのアカウントにどのパスワードなのかを思い出すのが大変になる可能性がある。
セキュリティリスク:パスワード生成ツール自体にセキュリティ上の脆弱性がある場合がある。例えばツールがハッキングされたり、不正なアクセスを受けたりすると、生成されたパスワードが漏洩してしまう可能性がある。また、信頼性のあまり高くないソフトウェアやサービスを使うと、パスワード生成ツールを使うことによってセキュリティリスクが増大してしまうかもしれない。
おすすめパスワード生成ツール
上のメリットおよびデメリットを考慮してパスワード生成ツールを選びたいところですが、実際にはたくさんあってどれを選べばいいかわからないという方もいるかもしれません。そこで、オススメのパスワード生成ツールを挙げてみました。以下で見てみましょう。
Teampassword

TeamPasswordは、チームや組織がパスワードを安全に共有、管理するためのオンラインのパスワード管理ツールであり、複数のユーザーが共同でアカウントやサービスへのアクセスを管理する必要がある場合や、セキュリティを強化する必要がある場合に便利なツールです。
また、使いやすさとコラボレーションを考慮してゼロからデザインされた、安全なパスワード一元管理ツールであり、Web、デスクトップ、モバイルでもログイン情報にアクセスして管理できます。
他の2ツールと同じように、Teampassword にもパスワード生成機能があり、12〜32文字のパスワードを作ることができます。
また、文字の組み合わせは大文字、小文字、数字、記号の中から選べて、それぞれ独立しているので、アルファベットの「大文字のみ」も「小文字のみ」もできます。
さらに Teampassword には、パスワード生成機能に加えて、パスワードの強度をチェックする機能があり、既存のパスワードの強度をチェックすることができます。
それで強度が十分ならわざわざ変更する手間が省けますし、強度が不十分だったとしても、パスワード生成機能を使えば、ワンクリックで強力なパスワードを作ることができます。
1Password

1Passwordは、パスワード管理ツールの一つであり、個人や企業が複数のオンラインアカウントのパスワードを安全かつ効率的に管理するためのソフトウェアです。
個人での利用に加えて共有もできるため、企業内や部門ごとでの情報管理など、用途や目的に応じて使い分けることができます。
また、ユーザーは 1Password で、強力なパスワードの生成、パスワードの保存、自動入力、セキュリティチェックなどの機能を利用することができます。
1Password のパスワード生成機能では、8文字から100文字までのパスワードを作ることができます。
その際、使う文字の種類はアルファベット、数字、記号を選べますが、アルファベットの大文字小文字の選択はできません(機械がランダムに組み合わせる)。
ノートン

(参照:Norton|パスワード作成)
ノートン(Norton)は、シマンテック(Symantec)社が提供するセキュリティソフトウェアおよびサービスのブランドであり、主にコンピューターセキュリティ関連の製品を提供しています。
ノートン製品は、コンピューターやモバイルデバイスのセキュリティ向上のために幅広い機能を提供し、一般の消費者から企業まで広く利用されています。
そして、ノートンのパスワード マネージャーのツールを使うと、パスワードやクレジットカード情報、オンラインの認証情報など、すべて個人専用の暗号化されたクラウド型データ保管庫で安全に作成、格納、管理できます。
ノートンのパスワード生成機能は、4〜64文字までのランダムな並びでのパスワードを生成できます。
そしてノートンも、パスワード生成に使う文字の種類をアルファベット(小文字のみ)、混同(大文字小文字のミックス)、記号、数字を選べますが、「混同」は「アルファベット」とセットで選択しないといけません。
Keeper

(参照:Keeper|パスワード生成ツール)
Keeper は、Keeper Securityという会社が提供するウェブサイトであり、Keeper Password Manager というソフトウェアによって、ユーザーは安全なパスワードの作成と保存を行い、オンラインアカウントのセキュリティを強化することができます。
Keeper のパスワード生成機能は、アルファベット(大文字)、数字、記号をランダムに組み合わせた8〜100文字のパスワードを作ることができ、その強度もチェックすることができます。
LastPass

(参照:LastPass|Password Generator)
LastPass は、パスワード管理ソフトウェアです。Web サイトやアプリのログイン情報を管理し、安全な方法で保存・自動入力することができます。
LastPassは、安全なパスワードの生成、保存、共有、自動入力、デジタルウォレット機能など、さまざまな機能を提供しています。
LastPass のパスワード生成機能では、アルファベット(大文字、小文字)、数字、記号をランダムに組み合わせた1〜50文字のパスワードを作ることができます。
その際、「読みやすい」パスワードや「言いやすい」パスワードを作ることができますが、「言いやすい」パスワードに関してはアルファベット(大文字、小文字)しか使えません。
LUFTTOOLS

(参照:LUFTTOOLS|パスワード生成(パスワード作成)ツール)
LUFTTOOLS は、その名前からも分かるように、ランダム文字列を生成するためのツールであり、そのリンクは直接ランダムな文字列を生成するページへとリンクしています。
LUFTTOOLS のパスワード生成機能は、カスタムで生成する場合は使う文字や数を選ぶことができますが、強力なパスワードを作りたい場合は、アルフェベットや数字などの選択は自分でできません。
自分で強力なパスワードを作りたい場合は「カスタム」を選択すればできますが、できたパスワードの強度をチェックする機能はありません。
Passwords Generator

(参照:Passwords Generator|GRAVINESS.COM)
Passwords Generator のパスワード生成機能では、4〜1000文字以上のパスワードを生成でき、アルファベット(大文字、小文字)、数字、記号に加えて、「似たような記号の使用は避ける」という選択ができます。
また、指定した文字数のパスワードを何種類作るかの選択もできます。そして、生成されたパスワードの強度は10段階で評価されますが、数字が表す強度の度合いは明記されていません。
ラッコツールズ

(参照:ラッコツールズ|パスワード生成)
ラッコツールズ では、アルファベット(大文字、小文字)、数字、ハイフン( ‐ )、アンダーバー( _ )、記号を選択でき、「間違えやすい文字は含まない(IJl1jiOo0)」という選択もできます。
それらをランダムに組み合わせた8〜50文字のパスワードを作ることができ、その際一度に16種類生成されます。ただし、生成したパスワードの強度をチェックする機能はありません。
パスワード生成ツール8選の比較表
| ツール | 生成できる文字数 | 選べる文字種 | 強度チェック |
|---|---|---|---|
| TeamPassword | 12〜32文字 | 大文字・小文字・数字・記号を個別に選択可 | あり |
| 1Password | 8〜100文字 | 英字・数字・記号(大小の指定は不可) | なし |
| ノートン | 4〜64文字 | 小文字・混同・数字・記号 | なし |
| Keeper | 8〜100文字 | 大文字・数字・記号 | あり |
| LastPass | 1〜50文字 | 大文字・小文字・数字・記号 | なし |
| LUFTTOOLS | カスタム設定 | カスタム時のみ選択可 | なし |
| Passwords Generator | 4〜1000文字以上 | 大文字・小文字・数字・記号/類似文字の除外可 | 10段階評価 |
| ラッコツールズ | 8〜50文字 | 大文字・小文字・数字・ハイフン・記号/誤認しやすい文字の除外可 | なし |
生成したパスワードはどう管理すればよいか
パスワード生成ツールを使ううえで、最大の壁は「覚えられない」ことです。ランダムな16文字を10個も20個も記憶するのは現実的ではありません。
ここで多くの人が、次のどれかに逃げてしまいます。
- 生成したパスワードをメモ帳やスプレッドシートに保存する
- ブラウザの保存機能に任せきりにする
- 結局、覚えられる範囲の弱いパスワードに戻してしまう
そもそも自動生成したパスワードは、覚えるものではなく保存するものです。パスワード管理ツールに保存しておけば、覚えるのはマスターパスワード1つだけで済みます。
ブラウザの保存機能でも保存自体はできますが、別のブラウザに切り替えるとログイン情報が引き継がれません。また、Chrome の保存機能は Google アカウント1つを前提に設計されているため、他の人とログイン情報を共有する用途には向いていません。詳しくはGoogle パスワードマネージャーの安全性で解説しています。
チームでログイン情報を共有する場合
ここまでは個人で使う前提の話です。同じログイン情報を複数のメンバーで使う場合、話が変わります。
チャットやメールでパスワードを送ると、その内容は相手の履歴に残り続けます。あとから取り消すことはできません。メンバーが退職したときにアクセスを止める唯一の方法は、パスワードを変更して全員に配り直すことです。この手間を避けるために、多くのチームがスプレッドシート管理に戻ってしまいます。
TeamPassword はこの問題を解決するために作られたツールです。ログイン情報をグループ単位で管理し、メンバーをグループに追加することでアクセス権を付与します。退職時はメンバーを外すだけでアクセスが止まるため、パスワードを変更して回る必要がありません。誰がいつどの情報を閲覧したかは、アクティビティログで確認できます。
パスワードの生成、保存、共有をひとつのツールで完結させたい方は、14日間の無料トライアルをお試しください。クレジットカードの登録は不要です。
まとめ
パスワード生成ツールは数多くありますが、選ぶ基準はシンプルです。
- 12文字以上を生成できるか:4文字や8文字から生成できるツールもありますが、実用上は12文字以上に設定してください
- 文字種を個別に指定できるか:サービスによっては使える記号に制限があるため、細かく指定できると使い勝手がよくなります
- 生成したパスワードの強度を確認できるか:作って終わりではなく、その場で強度を確認できると安心です
- 生成したパスワードをそのまま保存できるか:生成と保存が分かれていると、結局どこかにコピーして貼り付ける作業が発生します
生成から保存、チームでの共有までを1つのツールでまかないたい場合は、TeamPassword が選択肢になります。まずはパスワード生成ツールを無料でお試しください。