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    リモートワークは単なるトレンドではなく「未来のスタンダード」

    リモートワークは単なるトレンドではなく「未来のスタンダード」

    2024-04-17T01:00:00.000Z1 min read

    ビジネス

    【目次】

    新しいワークスタイル

    新型コロナウイルスは、我々が暮らす世界と働き方を大きく変えました。

    最も大きな影響の一つとして、従来の「ワークスタイル」からの転換が挙げられます。Findstackの「The Ultimate List of Remote Work Statistics for 2022(2022年のリモートワークに関する統計の全貌、2022年2月3日)」の中で、ジャック・スチュワード氏は、パンデミックの間、米国の労働人口の60%弱がリモートワークをしており(NorthOne)、16%の企業が100%リモートワークをしている(Owl Labs)と言及しました。

    スチュワード氏のデータは、新型コロナウイルスが全ての原因ではないことも示唆しています。若い世代は仕事に対する考え方が変わってきているのです。リモートワークは2017年頃から増加傾向にあり、CBREの調査ではミレニアル世代の69%が、従来の福利厚生よりもリモートワークを選ぶと回答しています。

    この傾向について、政府は対策に取り組んでおり、世界各国でリモートワーカーを保護する法整備が進めらました。ヨーロッパのハイテク産業の中心地であるアイルランドでは、雇用主に正式なリモートワークに関するポリシーの制定を義務付ける法律が施行されました。また、アルゼンチン、ベルギー、チリ、コロンビア、メキシコ、ポルトガル、ロシア、スペイン、トルコなどでは、リモートワークに関する一時的な対策措置が導入されました。

    リモートワークはもはや単なるトレンドではありません。スチュワード氏が引用したUpworkの調査では、管理職は2028年までに全部門の73%がリモートワーカーを抱えるようになると予測しています。企業にとって、この状況を放置しておくという選択肢はなく、早急にリモートワークの実態に目を向けなければなりません。

    なぜ社員はリモートワークを望むのか?

    一部の企業はオフィスへの出社を全面的に復活させようとしていますが、一方で社員たちからは反対の声もあがっています。Findstackのリモートワークに関する統計では、リモートワークを希望する理由の第1位は「ワークライフバランス」でした。Bufferの調査では、99%の人が、もし選択肢があれば、残りの人生、リモートワークを選ぶと答えています。

    柔軟性

    リモートワークに惹かれる理由はたくさんあります。 ジャック・ケリー氏は、Forbes による「These Will Be Fast-Growing Trends in 2022(2022年に急成長するトレンドとなると思われるもの、2021年12月19日 )」の中で、「従業員がリモートワークに惹かれるのは、住む場所と働く時間を選択できるためである」と強調しています。 この柔軟性は、子持ち世帯やデジタルノマドなどの柔軟性を必要とする人々にとって魅力的であり、現在では、 働き世代は一般的にキャリアを中心に自分のライフスタイルに合わせるよりも、自分のライフスタイルに合った新しいキャリアに積極的に挑戦するようになっています。

    経済的なメリット

    経済的な側面も見逃せません。Findstackによると、リモートワークによって、平均的に交通費、食費、養育費を年間7,000ドル節約できると言います。一方、リモートワークで得られる収入は、オフィスに出社している従業員より4,000ドル多いという結果も出ています。つまり、実に11,000ドルの差が生じているのです!

    より良いワークライフバランス、キャリアの柔軟性、そして経済的なインセンティブは、企業側(雇い主)にとって大きな武器となります。だからこそ、リモートワークに対して抗うのではなく、積極的に導入していく必要があるのです。

    企業がリモートワークを取り入れるべき理由

    リモートワークを採用する企業は、従業員の幸福度を上げる以上に大きな利益を得ることができます。 スタンフォード大学による最近の調査によると、リモートワーカーは、生産性と労働時間の増加により、出勤する従業員よりも2,000ドル以上多くの利益を企業にもたらしているとのことです。

    そして、今後もこの流れは継続するでしょう。 ブライアン・クロップ氏とエミリー・ローズ・マクレー氏は、ハーバード・ビジネス・レビューの「11 Trends that Will Shape Work in 2022 and Beyond(2022年以降の仕事を形作る11のトレンド、2022年1月13日)」という記事の中で、従業員の離職率は今後も上昇し続けるだろうと示唆しています。 仕事とキャリアに対する新しい考え方と期待、そして、ここに留まることへの社会的プレッシャーが緩くなっているということは、再就職する従業員が増えていることです。多くの雇用主がリモートのオプションを提供しているため、企業はますます優秀な人材を確保しにくくなっています。そのため、スチュワード氏が引用した IWG社 の調査では、採用担当者の64%が在宅勤務ポリシーを売り込むことができることで質の高い人材を見つけることができると言及しています。

    働き手が求めているのは、柔軟性です。 リモートワークのオプションを提供する準備ができている企業は、この新たな市場で貴重な人材を獲得できる立場にあり、そうでない企業は損をすることになるでしょう。

    リモートワークに潜むリスク

    リモートワークには多くの利点がありますが、もちろんリスクも伴います。 雇用主は新しい取り組みに慎重になるものですが、それには十分な理由があります。 その一つが、リモートワークでビジネスがサイバー攻撃に対してより脆弱になり、生産性に悪影響を与える可能性があるという点です。

    リモートワークの方が安全性が低い可能性がある

    従業員がリモートで作業することにより、あらゆる規模の企業が特定のセキュリティリスクにさらされます。 従業員がオフィス内で企業のサーバー上にあって、その企業が発行したデバイスを使っていれば、機密データの保護ははるかに簡単になります。

    Heimdal Security のブログ記事「Most Common Remote Work Security Risks in 2021(2021年におけるリモートワークの一般的なセキュリティリスク、2021年7月22日)」 の中で、ビアナ・ソアレ氏は、安全でない Wi-Fi ネットワークの使用増加、仕事での個人デバイスの使用、 そして暗号化されていないファイル共有などをセキュリティ面のリスク増加の原因として挙げています。

    ソアレ氏は、特に懸念される領域の1つにパスワードを挙げています。 弱いパスワード、多くの人が使用するパスワード(1234、abcdなど)、使い回されるパスワードは、安全な環境であっても脆弱になり、同時に、安全でない環境での使用は致命的な結果をもたらす可能性があります。

    そのため、OpenVPN の調査では、IT プロフェッショナルの54%がリモートワークの方が従来のおふすに出社する働き方よりもセキュリティリスクが大きいと考えています。

    リモートワークはワークフローに影響を与える可能性がある

    リモートワーカーは仕事をする上で新たなハードルに直面します。 多くの人は時差を行き来しなければならず、必要なツールや情報へのアクセスが難しいと感じています。 Findstack社 のリモートワークに関する統計によると、従業員の17%がリモートワークに関連する最も大きな課題として「連絡と連携の欠如」を挙げています。

    リモートワークだと、質問の受け答えや情報へのアクセスが必要なときに、オフィスにいる時のように対面で相談したりすぐに対処することができません。 最新の通信手段は便利ですが、応答を得るのに時間がかかると生産性に悪影響を及ぼす可能性があります。

    リモートワークに対して企業ができる備え

    リモートワークを活用したい企業は、創造的で柔軟な作業環境を促進するリモートワークポリシーの策定や、強固なサイバーセキュリティプロトコルの確立、従業員の躍進に必要なリソースの提供が必要です。

    人員

    企業は従業員との定期的な連絡の維持や、チームメイトが仕事に関係なく交流する時間を設ける必要があります。 また、過重労働や燃え尽き症候群を防ぐために、決められた時間で働いて自分で時間をスケジュールするよう従業員に対して推奨する必要があります。

    サイバーセキュリティ

    企業は、サイバーセキュリティの懸念に対処するために、適切なサイバーセキュリティ対策についての従業員へのトレーニングが必要です。 そして、できればサイバーセキュリティのソフトウェアが予めインストールされた会社所有のデバイスをリモートワーカーに提供しましょう。

    また、企業はセキュリティと生産性を上げるために、パスワードマネージャーの使用を全従業員に義務づけるべきです。 パスワードマネージャーはユーザーのパスワードを暗号化して1か所に保存するため、脆弱なスプレッドシートや安全でない共有方法が要らなくなります。さらに、MFA(多要素認証)と安全な SSO(シングル サインオン)により、ログインのセキュリティがさらに強化され、 後者だと、IT 管理者がアクセス許可を調整してアクセスを制御できます。

    ツールと情報

    最後に、リモートワーカーが仕事をするために必要なツールや情報に確実にアクセスできるようにするのは企業側の責任です。 アリナ・クラーク氏は、Forbes 社の「5 Common Problems Plaguing Remote Workers And What to do About Them(リモートワーカーを悩ませる 5 つのよくある問題とその対処法)」という記事の中で、雇用主が従業員向けにリモートからアクセスできるソフトウェアツールのコレクションに投資してそれを維持することを推奨しています。

    TeamPassword でリモート作業をシンプルかつ安全に

    TeamPassword は、リモート作業にピッタリのパスワードマネージャーです。 TeamPassword のプラットフォームを使うと、ユーザーはローカルで暗号化されてホストから保護される個人用も共有用のログインも両方作成できます。 また、ログインを作成すると、チームや組織全体でそれを簡単に共有できます。

    簡単なアクセス

    スプレッドシートやローカライズされたデータベースとは違い、TeamPassword はどのデバイスからでもアクセスできます。 従業員は、OS、アプリ、ブラウザ拡張機能に関係なく、いかなるデバイスからでもTeamPassword にアクセスでき、ユーザーは必要なときに数秒でログインして、必要なパスワードにアクセスできます。 このアクセスのしやすさによって、チームメンバーは作業を中断することなくフローを維持することができます。

    安全性

    従業員は、必要なときに必要なツールにアクセスでき、その際も安全に保たれます。 TeamPassword が提供するプランには、強固なパスワードジェネレータ二段階認証(2FA)、Google の SSO が完全に装備されており、 そのセキュリティ画面、頻繁な脆弱性スイープ、バックエンド不正検出により、従業員がどこで働いているかに関係なく、アカウントは保護されます。

    TeamPassword はアクセシビリティとセキュリティを兼ね備えており、市場で最もリモートワークに適したパスワードマネージャーです。ぜひ14日間の無料トライアルでお試しください!

    リモートワークが「当たり前」になる?

    リモートワークは新たなワークスタイルとして今後も続くでしょう。未来に備えて、リモートワークの導入や対策を進めていくのが得策です。そして、リモートワークにおけるパスワードなどのセキュリティ対策については、TeamPasswordのようなツールを活用しましょう。

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