なぜアクティビティログが必要なのか?信頼と透明性を高めるチーム管理術
チームを管理するには、信頼と統制の絶妙なるバランスが求められます。ソーシャルメディアや銀行口座、重要なSaaSツールのログイン情報といった機密情報への「鍵」をチームに委ねる理由は、チーム内で業務を遂行するためにそれらのアクセス権が必要となるためです。
しかし、アクセス権を共有する際には不安要素が伴います。それが「Blind Spot(=死角)」です。誰かがドアのロックを解除したことは分かっていても、それが誰で、いつ行われたのか、内部で何が起こったかまで把握できていますか?
もし現実にオフィスビルを運営しているとすれば、夜間に入館した人物を管理できるシステムなしにマスターキーを配布することはできないはずです。デジタルインフラにも同等のセキュリティ対策が必要なのです。
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アクティビティログのご紹介
アクティビティログの目的は、従業員を監視したり不信感を煽ったりすることではありません。それは「監視」から「保護」へとその役割を果たすことにあります。
TeamPasswordのアクティビティログは、組織の「ブラックボックス(フライトレコーダー)」と捉えてください。バックグラウンドで静かに動作し、重要なデータポイントを収集します。すべてが順調に稼働している間は、その存在にほとんど気づきません。しかし、問題が発生した時や監査への対応が必要な時、それはツールにおける非常に貴重な武器となります。
TeamPasswordでアクティビティログを確認する方法:
- ホームダッシュボードの右上にあるメールアドレスをクリック
- 「チーム管理する」の下にある組織名をクリック
- 左側のメニューで「アクティビティ」を選択
アクティビティログがチームリーダーのマネジメントを支える仕組み
マネージャー、管理者・オーナーにとって、アクティビティログは内部監査と外部からのコンプライアンス対応という2つの大きな課題を解決します。
1. フォレンジック:ミスを解明する
マーケティングのメインアカウントにログインしようとしたら、認証情報が消えている。あるいは変更されている。このような経験は誰でも一度はあるでしょう。
アクティビティログがなければ、パニック状態に陥ります。「誰がTwitterのログイン情報を削除したのか」と焦ってSlackでメッセージを送っても、誰も覚えていないのです。 そして空気は重くなります。
アクティビティログがあれば「責任のなすり合い」は不要です。ログをフィルタリングするだけで、Saraが午前1時44分に更新しようとして誤ってログイン情報を削除した事実が判明し、復元できます。一方で、Saraにも直接アプローチし、正しいログイン情報の更新方法をレクチャーできるでしょう。
- 問題:「誰が削除したのか?」
- アクティビティログによる対処法:「原因を特定し、解決へ」
TeamPasswordのアクティビティログダッシュボード内フィルタリング機能による画面表示
2. 監査証跡:コンプライアンスの救世主
SOC2、ISO、HIPAAなどのコンプライアンスが求められる業界では、「信頼」だけでは有効なセキュリティポリシーになり得ないことをご存知でしょう。監査人は証拠を必要とします。
次のようなシナリオを考えてみましょう:
マネージャーのSarahは、突然のセキュリティ監査に備えています。以前は、特定の財務ツールへのアクセス権限を証明するために、メールやSlackメッセージを手作業で照合するのに何時間も費やしていました。しかしアクティビティログがあれば、Sarahは関連するログインをフィルタリングし、「CSVでダウンロードする」をクリックするだけで、過去90日間のすべてのアクセス履歴、作成、削除のタイムスタンプ付きで改ざん不可能な記録を監査人に渡すことができます。
データのエクスポート機能により、1週間のストレスがたった5分間の作業に生まれ変わるのです。
銀行記録に関連するアクティビティのみを表示するようにフィルタリングされたアクティビティログ
管理者向けの機能
アクティビティログは「管理者」視点に特化して設計されました。
- 限定表示:この機能は管理者およびオーナーのみが閲覧可能です。
- 不要な情報排除:一般ユーザーにはこのデータを表示しません。ユーザーは作業に集中できる無駄の少ないインターフェースを利用でき、経営陣はビジネス保護に必要な高水準の監視を維持できます。
可視性はセキュリティに直結
透明性のある組織は安全な組織と言えます。アクティビティログは、チーム内で何が起きているかを正確に把握できる安心感を提供します。監視するためではなく、チームを守るためのものです。
フォルダーが削除されてから、あるいはセキュリティ監査の段階になってから「もっと可視性が必要だった」と気づくのは遅すぎます。今すぐアクティビティログを確認し、「死角」を強みに変えましょう。
TeamPasswordは、誰が、何を、いつ、どこでアクセスしたかを完全に管理できるように設計されています。今すぐ14日間の無料トライアルを開始して、ビジネスにおける透明性と安全性を直ちに確保しましょう。