ブラウザに内蔵されたパスワード管理機能を無効にする方法
インターネットブラウザに内蔵されているパスワードマネージャーは、手軽で便利ですが、ベストチョイスであるとは言い切れません。
確かに、インターネットのセキュリティは強化されますが、可もなく不可もない、至って「普通」という評価が妥当でしょう。本記事で、そのように評価する理由を解説します。加えて、現在お使いのブラウザに内蔵されている、パスワードマネージャーを無効にする方法もご紹介します。
TeamPassword は、ブラウザやデバイス間でログインを共有できる、チーム向けの No.1パスワードマネージャーです。無料トライアルはこちら。
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内蔵のパスワードマネージャが「普通」な理由
Chrome のパスワード管理ツール、「 Google パスワードマネージャー」を見ていきましょう。Googleパスワードマネージャーは、Chromeや Android に保存されたパスワードを管理します。
しかし、仮に Firefox に乗り換えた場合、あるいは Microsoft Edge に切り替えた場合、Googleパスワードマネージャーに保存されたパスワードはどうなるのでしょうか?逆に、Chrome に切り替えたとき、Firefox やMicrosoft Edgeのパスワードマネージャに保存されていたパスワードはどうなるのでしょうか?
このように管理が難しいのです。
パソコンでは Chrome、iPhoneでは Safari、デスクトップではMicrosoft Edge、Androidでは Chromeのように、複数の端末で異なるブラウザを使っている人も多いのではないでしょうか。
ブラウザ内蔵のパスワードマネージャーは、他のブラウザやデバイスでパスワードにアクセスすることができません。これが、「パスワードの安全性低下」や「パスワード忘れ」につながるのです。(全体のの78%もの人がパスワードを正確に記憶できていません。)
サードパーティのパスワードマネージャーがチームにとって最適な理由
プロジェクトで共同作業を行う大規模なチームでは、ブラウザ内蔵のパスワードマネージャーはあまり使われていません。ある調査では、技術系社員が15~50のログイン情報にはブラウザ内蔵のパスワードマネージャーを、パスワードで保護された100以上のアカウントにはサードパーティのパスワードマネージャを使っているという結果が出ています。また、サードパーティのパスワードマネージャーには、より多くのパスワードが保存されていたことも明らかになっています。
このような結果になったのは、銀行やメール、ストリーミングのアカウントなどの個人的なパスワードには、ブラウザ内蔵のパスワードマネージャーが適しているという認識を持っている人が多いからです。そのため、多くのチームで、共有ファイルやフォルダ、その他のプロジェクトにサードパーティのパスワードマネージャーが使われているのです。
TeamPassword のようなサードパーティのパスワードマネージャーの利点
サードパーティーのパスワードマネージャーは、ブラウザ内蔵のパスワードマネージャーとは違う目的で使われ、以下のような特徴を持っています。
- 複数のブラウザやデバイスにパスワードを自動同期
- パスワードの暗号化
- 2FA(2要素認証)
- アクティビティログ
- パスワードの記録
- ユニークなパスワードの生成 (サードパーティのパスワードマネージャーの中には、セキュリティを高めるためにランダムなパスワードを作成できるものがあります。)
TeamPassword は、共有のログイン情報へのアクセスや共同プロジェクトの進行を必要とするチームのためのパスワード管理を強化することで、ワンランク上の機能を提供します。詳しくはこちらをご覧ください。
サードパーティのパスワードマネージャーの使用には、さまざまな利点がありますが、使用するにあたって、ブラウザに現在搭載されているパスワードマネージャーを無効化する必要があります。その方法は次のとおりです。
Google パスワードマネージャーを無効にする方法
Windows および Mac での Chrome 向け:
- ブラウザの右上にある3つの点々(・・・)をクリックする
- 【Settings (設定)】に移動し、【Passwords(パスワード)】を選択する(Autofill(自動入力)の下にあります)
- 【Offer To Save Passwords(パスワードを保存する)】を「オフ」にする
iOS および Android での Chrome 向け:
- ブラウザウィンドウの右上にある3つの点々(・・・)をタップする
- 【Settings (設定)】に移動し、【Passwords(パスワード)】をタップする(Autofill(自動入力)の下にあります)
- 【Save Passwords(パスワードの保存)】を「オフ」にする
Firefox パスワードマネージャーを無効にする方法
Windows での Firefox ユーザー向け:
- ツールバーの【Firebox menu(Firefoxメニュー)】から、【Options(オプション)】をクリックする
- 【Privacy and Security(プライバシーとセキュリティ)】をクリックする
- 【Remember Logins and Passwords for Websites(Webサイトのログインとパスワードを記憶させる)】を「オフ」にする
Macでの Firefox ユーザー向け:
- ツールバーの【Firebox menu(Firefoxメニュー)】にある【Preferences(環境設定)】をクリックする
- 「Privacy and Security(プライバシーとセキュリティ)】をクリックする
- 【Remember Logins(ログインを記憶させる)】を「オフ」にする
iOS での Firefox ユーザー向け:
- 【Menu(メニュー)】をタップする
- 【Logins and Passwords(ログインとパスワード)】をタップする
- 【Save Logins(ログインの保存)】を「オフ」にする
Android での Firefox ユーザー向け:
- 【Menu(メニュー)】をタップする
- 【Privacy(プライバシー)】をタップする
- 【Remember Logins(ログインを記憶させる)】を「オフ」にする
Microsoft Edge パスワードマネージャを無効にする方法
Windows および Mac での Edge ユーザー向け:
- ブラウザのツールバーの【Settings (設定)】をクリックする
- 【Passwords(パスワード)】をクリックする
- 【Offer To Save Passwords(パスワードを保存する)】を「オフ」にする
iOS での Edge ユーザー向け:
- 【Settings (設定)】をタップする
- 【Privacy (プライバシー)】をタップする
- 【Offer To Save Passwords(パスワードを保存する)】を「オフ」にする
Safari のパスワードマネージャを無効にする方法
Mac での Safari ユーザー向け:
- 【Safari menu(Safari メニュー)】をクリックする
- 【Preferences(環境設定)】をクリックする
- 【Autofill(自動入力)】のアイコンをクリックする
- 【Autofill(自動入力)】の設定をすべて「オフ」にする
iOS での Safari ユーザー向け:
- 【Settings (設定)】をタップする
- 【Passwords and Accounts (パスワードとアカウント)】に移動する
- 【Autofill Passwords(パスワードの自動入力)】をタップ する
- 【iCloud KeyChain(iCloud キーチェーン)】を「オフ」にする。
一言アドバイス:サードパーティのパスワードマネージャーを使う前に、保存したパスワードと自動入力されたパスワードをすべて削除しましょう。
おわりに
ブラウザ内蔵のパスワードマネージャーは、誰もが通るパスワード管理の入り口ですが、セキュリティに敏感な企業が求めているような機能が現状不足しています。
リモートワークの増加に伴いサイバーセキュリティの重要性が高まる中、暗号化や2FA(二要素認証)、アクティビティログ、パスワードの記録、パスワードの自動同期、リモートチーム用のユニークなパスワード生成などを提供するパスワードマネージャーの利用を検討してみませんか。このようなパスワードマネージャーは、ログインを共有して、共同作業を行うあらゆる規模の企業。チームに利益をもたらします。
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