Wi-Fi パスワードをデバイス間で簡単に共有する方法
本記事では、さまざまな状況下で Wi-Fi パスワードを色々なデバイスで共有する方法をご説明します。Wi-Fi パスワードの共有の方法は、Wi-Fi に必要なセキュリティのレベル、共有の近さ、パスワード共有の頻度など、いくつかの事柄に左右されます。
数カ月に一度、友人に口頭でパスワードを教えるのは簡単ですが、カフェで1日60回となるとまた別の次元の話になります。同様に、カフェの店内に Wi-Fi を設置し、従業員用に別の安全な接続を維持している場合は、Wi-Fi パスワードを来客用に安心して共有できます。
最も安全なビジネス環境を望む場合、パスワードマネージャーが最もシンプルで安全なソリューションです。パスワードマネージャーを使えば、Wi-Fi パスワードだけでなく、チーム内で必要なパスワードを安全かつセキュアに共有することができます。そこで TeamPassword の出番です。
組織が様々な場所でよりリモート環境に移行するにつれ、チームでのパスワード共有はますます一般的になるでしょう。TeamPassword のパスワードマネージャーは、機密情報を保護し、組織内の生産性を上げながら、チーム(1アカウントあたり最大50ユーザー)でパスワードを共有できるようにすることで、信頼が保たれます。
早速トライアルを開始して、包括的なパスワード管理でチームを強化しましょう。
【目次】
Table of Contents
iPhone、iPad、Mac で Wi-Fi を共有する方法
Wi-Fi パスワードは、Apple のデバイス間で簡単に共有できます。ゲストとあなたが互いの連絡先を登録していることを確認し、さらに、自身の iPhone、iPad、Mac が最新の状態であることを確認してください。
iPhone は iOS 11 以降、iPad は iPad OS 以降、Mac は macOS Sierra 以降でないといけません。相互の連絡先と適切な OS が動作していることを確認したら、以下の手順に従ってWi-Fi を共有します。
- デバイスは、共有したいネットワークに接続されていなければならない。ゲストネットワークがある場合は、自身も必ずゲストネットワークに接続されているようにする。
- そうすると、ゲストは近くのネットワークリストからあなたの Wi-Fi ネットワークを選択できるようになる。
- そこで Wi-Fi パスワードをデバイスと共有するかどうかを尋ねるプロンプトが表示される。
- 最後に「パスワードを共有」をタップする。
Android で Wi-Fi を共有する方法
Android の場合は少し複雑になります。まず、自身のデバイスが Android10 以降であることを確認してください。それだと、QRコードを使って Wi-Fi パスワードを共有することができます。
ちなみに、このシステムを学ぶことの良い点は、Android、Apple、Windows デバイス間でも同様に使用できることです。そのため、Apple システムよりも少し複雑であっても、Wi-Fi パスワードを共有する方法を覚えてしまえば、 QR コードの場合は、2番目の方法を学ぶ必要はありません。
ただ、Android 全てに同じ設定メニューがあるわけではないので、以下の説明とは少し異なることがあるかもしれません。
- Apple の説明と同様、共有したいネットワークに接続されている必要があり、それがゲストネットワークである場合は、まずゲスト Wi-Fi を使っての再接続が必要な場合がある。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」(または「接続」と呼ばれることもある)→「Wi-Fi」と進む。
- Wi-Fi ネットワークの横にある歯車をクリックする。
- 次に、右側の共有 のアイコンを押すと、画面にQRコードが表示される。
- ゲストに QR コードをスキャンしてもらう。
- ゲストが iPhone を使っている場合、通常のカメラアプリで QR コードをスキャンできる。
- ゲストが Android 携帯を使っている場合は、「設定」→「ネットワークとインターネット」(または「接続」と呼ばれることがある)→「Wi-Fi」と進んでもらう。ネットワークの追加までスクロールダウンすると、その横に QR コードのアイコンが表示されるはずであり、これをタップすると、QRコードをスキャンすることができる。 - iPhone でも Android でも、QRコードをスキャンするだけで Wi-Fi にアクセスできるようになる。
QRコードジェネレータ
Wi-Fi パスワードの共有に QR コードジェネレータを使うのは、最も簡単でデバイスを選ばない方法です。最新のデバイスであれば、QR コードの生成と読み取りが可能ですが、すべてのデバイスにこの機能が搭載されているわけではありません。
ありがたいことに、Wi-Fi パスワードを共有するためのQRコード生成アプリはたくさんあり、中でも QiFi.org とQrafter の2つがよく使われています。WiFi.org は Wi-Fi コードに特化しているので、テクノロジーにあまり詳しくない人でも使いやすいかもしれません。また、Qrafter には無料の iOS アプリがあるので、あまり頻繁に使わないと思うのであれば、これがベストかもしれません。
もうひとつは QRコードジェネレータです。以下の Wi-Fi パスワードの共有方法は QR コードジェネレーターを使われていますが、どれもよく似ているので、少しクリックしてみたらわかるはずです。
以下はその手順です。
- WiFi 設定を選択する
- ネットワーク名(「SSID」)とパスワードを入力する。セキュリティの種類も入力が必要な場合があるので、必要に応じてWi-Fi設定で確認する。
- [Generate(生成)]をクリックするとコードが表示される。
これが終わったら、ステップ5と6に進んで Android の共有方法を確認します。
これは、Android、iOS、Windows のさまざまな OS 間で共有する一番簡単な方法であり、Windows では、セキュリティ上の懸念から Wi-Fi Sense を使った連絡先とのネットワーク共有が廃止されたため、これは特に価値があります。
Windows で Wi-Fi パスワードを検索する方法
前述のように、以前は Wi-Fi Sense を使って Windows デスクトップ上の Wi-Fi パスワードを連絡先と共有することができましたが、Microsoft はセキュリティ上の懸念からこの機能を廃止しました。そのため、現在は Wi-Fi パスワードを共有する簡単なショートカットはありません。
ここで一番簡単なのは、パスワードを調べて口頭で共有するか、自分でゲストのデバイスに入力することでしょう。
Wi-Fi パスワードは、Windows のアイコンをクリックし、「設定」から「ネットワークとインターネット」を選択することで確認できます。そして[ステータス]のタブに移動し、[ネットワークと共有センター]を選択します。
次に「接続」をクリックします: ポップアップウィンドウで「ワイヤレスプロパティ」を選択し、「セキュリティ」タブを選択して、最後に「ネットワークセキュリティキー」の「文字を表示する」のボックスにチェック(✓)を入れます。
メールやメッセージアプリでパスワードを共有できない理由
簡単に言うと、メールやチャットでのパスワード共有は、メッセージがエンドツーエンドで暗号化されていない可能性があるので危険です。つまり、会話を盗聴され、ログイン認証情報を使われる可能性があるということです。
以下に挙げるパスワードの共有方法がすべて危険というわけではありませんが、それ以外の方法は、イライラするほど時間がかかったり、必要以上の労力を必要としたりすることがあります。
- メモに書く: メモは安全かもしれないが、保管の安全性に課題がある。つまり、パスワードを渡した後、受け取った人がその紙切れをシュレッダーにかけて安全に処分する確証ががなければ、この方法で Wi-Fi パスワードを共有するのは避けた方がベターである。
- メールおよびショートメール: 上述したように、このメッセージはプレーンテキスト(平文)で送信されるため、メッセージを傍受した人は誰でもパスワードを見ることができる。
- テキストファイルおよびスプレッドシート: 文書をパスワードで保護し、そのパスワードを安全に管理していれば、共有文書を持つことは安全かもしれないが、もし自身の組織がパスワードをスプレッドシートに保存している場合、そのスプレッドシートも最適に保護されていないと考えて間違いない。
- 口頭でのコミュニケーション: たしかに、Wi-Fiパスワードを口頭で共有するのはそれなりに安全であるし、たまに友だちが家に遊びに来るくらいなら、さほど苦にはならない。ただ、それが組織全体で毎日何度も繰り返されると、貴重な時間が浪費されることになる。
TeamPasswordでパスワードを共有する方法
強固なパスワードを持つことは当然ですが、安全でない経路でパスワードを共有すれば、脆弱性を別の脆弱性と交換することになります。そして実際、パスワードを共有する際に明らかな間違いを犯しているチームがほとんどです。
IT インフラを保護する最善策は、共有機能を備えたパスワードマネージャーの使用です。TeamPassword のようなパスワードマネージャーは、適切な人だけがパスワードを理解できるように、高レベルの暗号化と2FAを提供しています。
また、共有パスワードのリストにアクセスする前に、誰でも個人のパスワードと短期認証コードを使ったプラットフォームへのログインが必要です。
Wi-Fi などの相互のアカウントにアクセスするために、チームでパスワードを共有する必要があることはよくありますが、そのためにデータを危険にさらす必要はありません。そこで TeamPassword を使えば、チーム内で Wi-Fi パスワードを安全に生成、保存、共有できます。
何から始めたらいいかはっきりしない場合は、まずは TeamPassword の無料トライアルにサインアップして、共有パスワードを一旦きちんと保護しましょう。